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トライアル()は、英米法(コモン・ロー)の国で、民事事件及び刑事事件について、公開の法廷で行われる事実審理をいう。 日本の刑事裁判における公判に比較的似ており、公判と訳すこともあるが、トライアルは刑事事件・民事事件共通の手続である。なお、日本国憲法第82条は、原案(英文)のtrialを「対審」と訳している。 以下、主にアメリカにおけるトライアルについて記述するが、イギリスなど他のコモン・ロー諸国でも基本的な手続はおおむね同様である。 == トライアルに付される事件 == 刑事事件では、予備審問又は大陪審により起訴された事件は、アレインメント(罪状認否手続)に付される。ここで有罪答弁 (plea of guilty) をした場合は、トライアルの権利を放棄したものとみなされ、裁判官による量刑の手続に移る。一方、無罪答弁 (plea of not guilty) をした場合は、トライアルが行われる。アメリカでは、被告人が有罪答弁をする代わりに検察官が軽い罪で起訴する、余罪を起訴しないなどの司法取引(答弁取引)で多くの刑事事件が処理されており、トライアルに進むのは一部の事件にすぎない。 民事事件では、訴え提起後にディスカバリー(証拠開示)や争点の確定、トライアルの準備といった、トライアル前手続 (pretrial procedure) が行われる。この段階で和解が成立し、事件が終局することも多い。また、重要な事実についての真の争いがないと判断する場合には、トライアルを行うまでもなく、サマリ・ジャッジメント (summary judgment) という判決で一審手続を終局させることができる〔連邦民事訴訟規則 Rule 56 。〕。したがって、民事事件でも、トライアルに進むのは限られた事件にとどまる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トライアル (裁判)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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